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2025/03/12

インテリアは素敵なのに、照明がイマイチ?考えられる4つの原因

こんにちは、AI照明設計ツールCHUBICの編集部です。せっかく素敵なインテリアを揃えても、「なんだかダサイ」と感じることはありませんか?

その原因は、もしかすると「照明」にあるかもしれません。照明は空間を引き立てる大切な要素ですが、計画を誤ると、デザイン全体の魅力を半減させてしまうことも。ここでは、よくある照明のミスと、その改善方法を4つご紹介します。

1. 照明の配置ミス

照明の配置は、使い勝手や空間の雰囲気に大きな影響を与えます。一方、誤った配置は暗い影や空間の不均一感を生み出し、使いづらい原因にもなります。

よくある失敗
  • キッチンでは、シンクや作業台の真上に照明を置くと、作業中に影ができて手元が暗くなります。

  • 寝室では、天井に一つだけの照明では明るすぎてリラックスできない上に、読書や作業には不十分です。

  • パウダールームやトイレでは、天井の中央に照明を配置すると、顔や空間に不自然な影ができることがあります。

プロならこうする
  • キッチン: シンクや作業台の少し前方に照明を配置して、影ができるのを防ぎましょう。さらに、手元をしっかり照らせるアンダーキャビネットライトを追加するのもおすすめです。キッチンの照明計画について詳しく知りたい方は、キッチンの照明計画のポイントもチェックしてみてください。

  • 寝室: ベッドサイドには、ブラケットライトやテーブルランプなど柔らかな光を提供する照明を設置し、落ち着いた雰囲気を作りましょう。ベッドの足元や部屋の隅にダウンライトを追加することで、空間に奥行きを与えることができます。

  • バスルーム: 壁付けの照明や、鏡の裏から光るバックライトを使うことで、影を減らし、明るく使いやすい空間を作れます。トイレでは、天井照明を壁寄りに設置して、均一な明るさを確保しましょう。



2. 色温度の選択ミス

照明の「色温度」は空間の雰囲気や機能性に大きな影響を与えます。適切な色温度を選ばないと、せっかくのインテリアが落ち着かない空間になりがちです。

よくある失敗:
  • 住宅空間は3000K以上の色温度を選ぶと、光が冷たく感じられ、居心地が悪くなることがあります。

  • 一方、作業エリアは3000K以下の色温度では黄色っぽく見え、視認性が落ちることがあります。

プロならこうする
  • リビングや寝室: 2700K~3000Kの色温度を選ぶと、暖かく居心地の良い雰囲気を作れます。

  • キッチンやワークスペース: 4000K~5000Kを選ぶと、自然光に近いクリアな光で作業がはかどります。


    電球のパッケージには色温度(例:3000K)が記載されていますので、使用する空間に適したものを選びましょう。色温度と明るさのバランスについてもっと詳しく知りたい方は、色温度と明るさの選び方も参考になります。


3. コントラストが足りない

中央のシーリングライトだけに頼ると、空間が平坦でつまらない印象になってしまいます。特に、UFO型のシーリングライトは手頃で選びがちですが、奥行きやプレミアム感を損なう原因になることがあります。

よくある失敗
  • 照明の層(レイヤー)を作らないと、空間が単調で魅力が半減します。

  • UFO型シーリングライトは光が均一に広がりますが、影やコントラストが生まれにくいため、空間が平坦に見えがちです。


プロならこうする
  • 照明はとにかくレイヤー化する:

    -アンビエント照明: 空間全体の基本的な明るさを確保。

    -タスク照明: 読書や調理など、特定の作業用の明るさを確保。

    -アクセント照明: アートや壁の質感、建築要素を強調する光をプラス。

  • UFO型ライトをダウンライト、ペンダントライト、フロアライトなどと置き換えることで、空間に奥行きと魅力を加えましょう。

  • 調光機能のある照明を選び、時間帯や用途に応じて明るさを調整できるようにするのもおすすめです。


4. 電球のCRI値が低い

CRI(演色評価指数)は、光源が色をどれだけ正確に再現できるかを示します。CRI値が低い電球を使うと、物の色がくすんで見えることがあります。

よくある失敗

一般的なLED電球のCRI(演色評価指数)は80程度です。これは基本的な用途には十分ですが、色の再現性が重要な空間では不十分な場合があります。例えば、高価な家具の表面がプラスチックのように見えてしまうことや、赤系の色が茶色っぽく見えるなど、全体的に色が鈍くなる問題が生じます。結果として、高品質なインテリアやアイテムが安っぽく見えてしまうことも。

プロならこうする
  • CRI値95以上の電球を選ぶことで、自然光に近い鮮やかな色を再現できます。

  • キッチン、ワードローブ、アートスタジオなど、色の正確さが重要な空間には、高CRIのLEDを使用しましょう。


まとめ:照明を見直して空間を格上げしよう

照明は、単なる機能以上に空間の雰囲気やデザイン全体を引き立てる重要な要素です。今回ご紹介した配置、色温度、コントラスト、CRIのポイントを見直すことで、インテリアの魅力を最大限に引き出すことができます。

照明を正しく理解することで、空間はただ明るくなるだけでなく、劇的に変わります。今日から照明計画を見直して、インテリアをさらに輝かせましょう!

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